第一回目がなかなか評判よかったようで安心しております。他人が読んでる本ってなぜか気になるよね。
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今日の早川さん 某所雑記で書いた早川さんとか岩波さんとかの元ネタです。一部の系統に偏ったビブリオマニア女子をモチーフにしたコミックです。ネタの切れ味は今ひとつだけど目の付け所がいい。同類の方は共感したり身につまされるエピソードがいっぱいなのではないかと思います。
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梅咲きぬ (文春文庫 や 29-6) 近頃の時代小説では一押しの山本一力の作品です。
主人公と、その母親や踊りのお師匠さんといった周囲の人々が格好いい。
まっすぐに凛として生きるというのは一人では無理なんだよなあ、とつくづく思う。環境や、そういう美意識を持った人々が周囲にあってこそ一本気に生きていくということはできるんだと思う。
特に自分と自分の周りがあって、その中で自分が生きているんだということ、その環境とともに生きるという考え方の中には大事なことがたくさんあるなあ、と再認識しました。
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3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代 (ちくま新書 (708)) 会社を辞めた若者たちのその後を追った取材がメインの一冊ですが、主題は若者たちの生き方ではなく時代変遷による価値観やシステムの変化の方に置かれているようです。
終身雇用その他高度成長期時代にあった価値観は今は通用せず、それに伴って会社に所属することのメリット自体がものすごく目減りしている、ということをこの本は指摘したかったのではないかと思います。作者さんはその価値観の変化にどちらかといえば好意的なようですが、私はそうは思わない。確かに高度成長期時代につくられたシステムや「社会常識」の中にはおかしいものはあるし是正していかなければならないものはたくさんあるけど、新たに変わってできつつあるシステムが旧来のものと比べてよいかと問われたらまったくよろしくないと私は答える。結局他人より自分、自分が出世したりたくさんお金を手にするためなら他人を蹴落としたり、奪い取ったり、服従させたり、モラルに抵触することがらを隠蔽したりという根っこの部分はまったく変わっていないし、むしろそれらを効率的に、先鋭的に行えるようなシステムに作り替えられていっているような危惧を抱きます。そんなシステムやらもしくは株式売買の成功やらでお金と力を手にした若者たちがその後に世の中が幸せな方向に転がるような働き方をするかと考えたとき、とてもじゃないがそうは思えない。意識していないだろうけど我々自身が日々世の中を棲みにくい方へ、棲みにくい方へと動かしているし、今3年で辞めた若者たちが個人主義的価値観に金と力を備えたときのことを考えると寒気がします。
- 2008/05/27(火) 13:28:37|
- 緑の読書録
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