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ペンギンフェスタを読もう2012 その1

ひも付きロボット 黄金の日々(テキスト部門) / みずきあかね
 一時期流行ったことがあるような気がする、残酷な大人の童話テイストな作品です。
 ペンギンフェスタは企画の性質上、環境や現状に対する問題提起の成される作品が多数投稿されており、それらはどれも素晴らしく、一読の価値のあるものです。ですが、改めて言うまでもなく、そういった問題提起を読者のハートに届けることはなかなかに難しいし、どうしても堅苦しく、敷居の高いものになってしまう。
 紹介するこの二作品は、その敷居をかなーり低くしてくれます。
 重い命題を読者に届けたい、伝えたいと思ったときの武器のひとつが、ユーモアであり、風刺であると私は思います。重いものを重いまま届けることはできないけれども、気軽に読んでもらえるということがまず関心を持ってもらうための橋頭保になる。この二作品は、そんな橋渡しをしてくれる作品です。
 テーマが重そうで敬遠しているという方。まずはこちらの作品から読んでみてください。
 迅本洋さんの花粉病も同系統の作品で、まずはじめに読まれる方にお勧めです。

ペンギンは滅びた人間の夢をみる (競作部門) / 道三
 競作部門から一作。投稿作のすべてをまだ読んではいませんが、現時点で最もユーモアとテーマの融合を体現させている一作であると思われます。
 ペンギンが人類を死滅させた世界。その世界でペンギンのボウは、わずかばかりの飼い主への郷愁とともに生きていた。そう。ボウは、変質する世界の前で飼われペンギンだったのだ。そんなボウの前にある日、奇妙なものを目にした。
 ……というストーリーは二の次でいい。一つ一つのセンテンスに込められたレトリック。ウィット。そしてそれらが合わさって繋ぎあわされたタペストリーにこそ、この作品の本当の顔がある。
 ぜひ多くの人に読んで欲しい。お薦め。
 同競作作品のペンギン High Yeah!も同系統の作品なので、あわせてどうぞ。

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  1. 2013/04/03(水) 00:00:00|
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 バカSFからバカSMまでをモットーに、火星人や大和撫子などの絶滅危惧種を保護するため世界緑化運動を推進しています。応援よろしくお願いします。

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